ホストファミリーをする際に日常生活の中で知っておくと便利な初心者英会話レッスン

日　時：5月19日(土)・6月2日(土)　全2回・両日とも１４：００〜１６：００

場　所：福祉交流センター　会議室AB（取手市役所隣接）

参加費：５００円（テキスト代含む）

定　員：３０名（先着順）

対　象：ホストファミリーをしてみたい方、興味のある方

要予約・お問い合わせ先：取手ホストファミリーの会・飯村Tel０２９７（７３）６６９７

喜びそうな言葉を添えて

　■「母の日」のスパイスに

　「ウチの母親って、気が若いのはいいんだけどさ、時々度が過ぎちゃうんだ」　「へぇ？　たとえば？」
　休日の午後、近所のカフェでのんびりしていると、大学生らしきカップルの会話が耳を過ぎりました。
　「何でも私のファッションのまねをしたがるのね。この間もお気に入りの穴あきジーンズを黙って履いていっちゃったんだ」
　キャップをかぶった彼女が口をとがらせると、前に座っていた男性も大きくうなずいて、「実はウチのオフクロも、４０代後半になった途端、やたらと、若い格好をしたがる」と、自分の母親の話をし始めました。
　「昨日もさ、スーパーで一緒に買い物していたら、『姉弟みたい』なんて言われて、子供みたいに喜んじゃってね」
　大学生の子どもを持つ母親といえば、４０代から５０代前半くらい。ちょうど人生の疲れが出始め、鏡を見ては、その現実にがっくりするときであります。
　しかし、その肉体的な衰えとは裏腹に、実は心はまだまだ若い。「私たちが高校生のときのほうが、母親も母親らしかったかもね」と、大学生の女の子が述懐しているように、子供が２０歳を過ぎたころから、母親たちの心境に変化が出るようです。
　「もう自由になってもいい年になったんだもの。もう一度女としてすてきに生きたいわ」と宣言したのは主婦歴２４年の友人Ｅ子、４９歳。２２歳の息子は、この春、就職したばかりです。
　その実、この「女として」がキーワード。長年演じてきた「母親」や「妻」という役割だけに埋没せずに、「女」である自分を大切にしたいと再認識するお年ごろなのです。
　いわば、自意識に目覚めた思春期の再来なのか、少しでも他人から、若く見られたい願望が強く、その努力を惜しみません。寄る年波の「シワ」、「シミ」「中年太り」の３大タブーに挑戦しようと、彼女たちなりの情報網を張り巡らせています。気の置けない友人たちが集まれば、話は「美容」に「ダイエット」。　「この美容液で小じわが消えたわ」
　「このファンデは保湿力に優れていて、女優のＸＸさんも愛用しているんだって」
　「ホウレイ線を消せるリフトアップクリームが出たわよ」
　「このジュースでウエスト２センチやせたわ」
　つい数年前までは、子供たちの塾やら、ご主人の転勤やらと話題は家族中心だったのに、今はその片鱗（へんりん）すらうかがえません。この努力が成果をなして、周りから「お若いですね」といわれた暁には、「まだまだ私はだいじょうぶ」と安堵（あんど）して、また前向きに人生を歩もうとする。なんてカワイイ女心でありましょう。
　「これも数年だと思うわ。今に親の介護問題が持ち上がれば、こんなことで時間を費やす余裕もなくなると思うもの」とそのうちの一人がつぶやきました。
　主婦業を営んできた女性たちは、子どもや夫のために時間を費やしてきた今までと、これからは、自分たちの親世代の面倒を見ることを定めとしています。だからこそ、今、そのはざまにいて、女の自分を楽しみたい意識が人一倍強いのかもしれません。
　今日１３日は「母の日」。「お母さん！　ありがとう」と赤いカーネーションをプレゼントするのももちろんステキなことですが、今年は少しひねりを入れてみませんか？
　「若々しいオフクロへ」とか「姉のようなママへ」など、４０代後半から５０代前半の女性なら飛び上がって喜びそうな言葉を差し上げましょう。ついでにエステ券や保湿クリームなんていうギフトもうれしいはずです。
　母親も女です。いくつになっても「女心」を持っていることを忘れずにね。