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毎日新聞 市制施行40周年 藤、ツツジのオブジェ制作

東京新聞 取手市制40周年にオブジェで『花』添え

常陽新聞 取手市制40周年に“花”を

商工会女性部が市の花、鳥のオブジェ制作

取手市制40周年に花を添えようと、同市商工会女性部(田中園子部長)が、市の花と鳥をモチーフにしたオブジェの制作に取り組んでいる。和服の布きれを縫い合わせて、市の花フジとツツジ、市の鳥フクロウとカワセミを、約50人の市民が手作りし、10月2日、市民会館で催される記念式典会場に飾る計画だ。

今年1月1日付市広報誌に掲載された同市の人口が11万0873人だったことから、語呂合わせで「いいお花見プロジェクト」と名付けた。

記念のオブジェは、藤棚の足元にツツジを配置し、利根川の清流にカワセミとフクロウを飾って市を表現する。全体で縦横1㍍80㌢、高さ1㍍程度の大きさになるという。

4~10㌢四方の和服の布を縫い合わせてフジやツツジの花弁を作り、糸でつるすなどして花の形に仕上げる。フジの花弁だけで5000~6000個を手作りする。

布は、独特の光沢や風格が出る絹製の正絹(しょうけん)を使用。たんすに眠っている着物を市民から集めたり、リサイクル店で古着を購入するなどして調達した。

13日には、第1回目のフジ制作講習会を同市取手の市商工会館で開催。約40人の市民が参加し、女性部員の指導を受けながら約2時間半、布を縫い合わせて薄紫や水色、白色のフジの花弁を手作りした。6月までにフジを仕上げ、続いてツツジの制作に取り掛かる予定という。

同女性部はこれまで、「取手宿ひなまつり」イベントでつるしびなを制作したり、1年間に誕生した新生児と同数のフクロウを制作して展示するなど、市にちなんだユニークな活動を展開している。

田中部長は「合併前の取手市の花と鳥はツツジとフクロウ、旧藤代町はフジとカワセミ。市制40周年のお祝いと合わせて、今年2月に取手と藤代商工会が合併したお祝いにも花を添えたい。市民の手作りで美しいオブジェができれば」と話している。

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