CO2CO2センターと書いてこつこつセンターと呼ぶ
4月8日常陽新聞~
温暖化対策で推進計画策定―取手
地域協議会を設置
取手市は2010年度から10年間の温室効果ガス削減策をまとめた「市地球温暖化対策地域推進計画」を策定した。
市内で排出される温室効果ガスを削減するため、各家庭の省エネを推進し、自家用車通勤を抑制するなどが特徴で、地域協議会「とりでCO2CO2(こつこつ)センター」を設置して事業を推進する。
昨年6月に策定した市環境基本計画の部門別計画で、全体の削減数値目標は設定せず、削減のために必要な取り組みを盛り込んだ。
①化石燃料からの転換②エコライフの推進③自動車の使用抑制④環境教育の充実―の四つが柱で、具体的には、太陽光など新エネルギー発電設備を公共施設に率先的に導入する、電気自動車や天然ガス車などのエコカーを公用車に導入する、などとしている。
さらに、公共施設の照明を見直し不要不急の照明を廃棄・縮小する、市・市民団体・事業者が協働でエコポイント制度システムを構築する、廃食用油の回収システムを構築し、回収した油を燃料化して公用車で使用する、公共施設に緑のカーテンを設置する、環境家計簿を導入し各家庭に普及する、など。
ほかに、全市的なノーマイカーデーを定期的に実施する、自転車レンタル制度を充実する―などを盛り込んだ。
環境省が07年に策定した「地球温暖化対策地域推進計画策定ガイドライン」によると、同市から排出される二酸化炭素は年間47万4000㌧(06年度)で、1990年度の69万6000㌧と比べ31・9%減少している。
一方、90年度は産業部門からの排出割合が最も高かったのに対し、04年度は民生部門が産業部門を抜いて48・2%を占めるなど、家庭や民生業務部門の排出が増加傾向にあるのが特徴という。
守谷市でも『赤ちゃんの駅』整備事業が始まった