朝一番 常陽新聞から飛び込んできた新聞販売店のほほえましいニュース
うてしくって黒澤新聞舗代表に「見ましたよ」メールで盛り上がった
高貴高齢者と言う響きがいいですね 流石!
記事を紹介します
「生きがい」作りに一役
つくばの新聞販売店が合唱団育成
つくば市谷田部の新聞販売店「黒澤新聞舗」(島田桂子代表)の自社ビルを活用した社会貢献事業が好評だ。
昨年、3階に開設したホール「ヴェルデ」を拠点とした混声合唱団「コール・ヴェルデ」も誕生、
27日には第1回発表会も開催、地域住民らに歌声を披露した。
参加者の中には会の活動に生きがいを見出した人も少なくなく、生き生きした姿を来場者に見せた。
同店3階は空き部屋で物置となっていた。
島田さんは部屋を改造して、地元との触れ合いの場にしようと、昨年5月、ホールに改造、
ピアノを運び込み、コーラスの練習などにも使えるようにした。
島田さんが音大出身で音楽に造詣が深いこともあり、大峰陽子さんを指導者に迎え、
複式呼吸が健康にいいことなどをアピール、「楽しく歌いませんか」と呼び掛けた。
3回で終わる予定が、好評で延長に次ぐ延長。11月には市文化祭に出場することになった。
この際、会に名称が無くては困るということで、ホールにちなみ、コール・ヴェルデと命名した。
その生き生きした姿は来場者に感動を呼び、
土浦、守谷、牛久、つくばみらい市などからも入会希望者が相次ぎ、今では34人にもなった。
月に2回と4回のグループがあるが、発声も本格的になり、かなりレベルもアップした。
会員は40代から80歳代で、後期高齢者ではなく、「高貴高齢者」が目標。活動を通し、
人生に生きがいを見出した人も多く、参加者の表情は一様に明るい。
伊藤清子さん(72)は昨年1月に夫を亡くした。
夫は死の前日まで孫と元気に遊んでいた。その姿が忘れられず、声も出なくなるほど衝撃を受けた。
しかし、会の活動に参加する中で徐々に癒された。梶井ます子さん(80)は
「一番先に入会した。何にでも挑戦したい」と目を輝かせる。
大峰さんは「皆さんのこの1年間の進歩はすごい。
皆さんの顔が生き生きと変わり、おしゃれになっていった。本当にすごい」と声を弾ませた。
今回の発表会では、全員で高野辰之作詞」岡野貞一作曲「故郷」、
北原白秋作詞・山田耕作作曲「この道」、
近藤朔風訳詩・H・ウェルナー作曲「野ばら」など5曲を高らかに歌い上げた。
その後、独唱では、吉井勇作詞・中山晋平作曲「ゴンドラの唄」、
石川啄木作詞・越谷達之助作曲「初恋」などにチャレンジ。
さらに、合唱に戻り、野口雨情作詞・本居長世作曲「7つの子」、
中村雨紅作詞・草川信作曲「夕焼け小焼け」を披露、
最後に会場も巻き込んで永六輔作詞・いずみたく作曲「見上げてごらん星の夜を」を歌い、フィナーレを飾った。
黒澤新聞舗の島田代表もピアノ演奏で参加したが、
「いつもは大峰先生がピアノも弾いている。私は発表会だけの助っ人だが、
ホールを活用した活動で参加者が元気を取り戻した姿を見るのはうれしい」と語った。