わら 畳 ススキ

わら

販促キャラ「わら納豆男」ツイッターも活用 “キモかわ”で話題 ~産経新聞100914 ~

 水戸名物、わらづと納豆をモチーフにしたキャラクター「わら納豆男」が県内のスーパーに登場し、「キモかわいい」と話題になっている。新たな“茨城キャラ”を生み出したのは、業務用食品の量販店「業務スーパー」を県内で経営する「カワサキ」(水戸市、川崎勇社長)。インターネットの交流サイト「ツイッター」を活用したPR策の一環だ。

 「とにかく面白い企画で注目を集めたい」。そう話すのは同社の小池聖樹(まさき)経営企画部長。ツイッターなどで話題を作り、新規顧客を開拓する狙いがある。「大企業のように広告費はかけられない。わら納豆男を通じて業務スーパーを知ってもらいたい」という。

 農家から譲ってもらったわらとパーティーグッズを加工して作った着ぐるみを使い、商品管理を担当する30代の男性社員が扮(ふん)する。8月末に県内店舗でイベントを開くと親子連れに囲まれ大盛況。ブログなどにも取り上げられた。

 外食不況のなか、いかに個人客利用を伸ばすかが課題となっており、店名から「一般の利用はできないと思われがち」(小池部長)だった。4月から店舗ごとにツイッターで特売情報を発信、現在では同社関連IDで計約8千人の購読者がいる。小池部長は「売り上げは前期比2ケタの伸び。ツイッターが一つの要因になったのは間違いない」と反響の大きさを実感する。

 わら納豆男の活動は同社ツイッター(http://twitter.com/kawasakigs)で告知。スーパーのマスコットとして出発したが、目標は大きく、小池部長は「茨城を代表するキャラクターに」と意気込む。

 

下妻・大宝八幡宮で「タバンカ祭」  ~常陽新聞100914~

追いつ追われつ境内走り回る

タンバカ祭
下妻市大宝の大宝八幡宮(山内光洋宮司)で12日夜、神人にふんした白装束の若者らがたいまつやを持ち、追いつ追われつしながら境内を走り回る「タバンカ祭」があり、氏子や見物客、カメラマンらでにぎわった。14日夜にも行われる。

関東最古の八幡神社として知られる、大宝八幡宮だけに続く珍しい火祭り。1370(安応3)年に大宝寺別当坊の賢了院が出火した際、畳と鍋ぶたを使って火を消し止めたという故事を、戯曲化したのが起源とされる。

日も暮れた午後7時過ぎ、花火を合図に太鼓が厳かに鳴り響き、祭り開始。タバンカ祭は別名「冬瓜(とうがん)まつり」とも呼ばれ、ご飯とともに冬瓜を盃(さかずき)に盛って鍋ぶたに乗せて神前に献納するのも特徴。

神事の後、白装束に身を包んだ若者7人が神前に巴型に並べられた小さな畳と、ご飯や冬瓜を盛った盃を力いっぱい拝殿前に放り投げた。破片を持って帰ると健康で過ごせるとされ、見物客らが競って拾い集めた。

この後、燃え上がるたいまつを持つ白装束の若者を先頭に参道に移動。麦わらを燃やしたご神火を囲み、白装束の若者らが交代で畳と鍋ぶたを石畳に打ち続けた。この時の音から「タバンカ」の名が付いたという。

この間、神人役の若者らがたいまつを振り回して見物人や子どもたちの近くを走り回り、歓声が響いた。逃げ回るたいまつの若者を、火消し役の畳の若者が追い掛ける大騒動。火の粉を浴びると火の災いを免れるとされる。

バタンバタンという音を境内に響かせながら、消火に努める様子が何度も演じられ、たいまつが燃え尽きると祭りは終了。ここまでの約1時間、社殿の八幡太鼓が鳴り響き、雰囲気を盛り立てていた。

ススキ

穂積家住宅:茅葺き屋根の補修を100人見学--高萩 ~毎日新聞100914~

 県の文化財に指定されている高萩市の穂積家住宅で、茅葺(かやぶ)き屋根の補修工事が進んでおり、現地で12日、見学会が行われた。静岡県御殿場産のススキを差して補修する「差茅(さしがや)」という伝統的な技術を見せようと市が行ったもので、見学会開催は初めて。

 補修工事は今月初めから11月初旬まで、屋根の北、西側と棟の補修を中心に行われる。見学会には市民ら約100人が訪れ、職人が屋根に登り、少しずつススキを差す姿を見守った。市は見学会を通じて「職人の伝統技術と穂積家の現状を見てもらいたい」と話していた。

 穂積家住宅は、江戸時代中期の豪農の暮らしを伝える貴重な文化遺産。主屋や長屋門、衣装蔵など4棟で構成される。今回の補修は、前回の葺き替え工事から約10年が経過し、屋根の一部が傷んだことから実施された。【

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