条例施行前に「マナー宣言」実施 ~茨城新聞2011.04.27~
龍ケ崎市は、飼い犬のふんの放置や歩きたばこを禁止する
「歩きたばこ・ポイ捨て禁止条例」が5月30日施行されるのを前に、
犬の飼い主に、飼い犬がふんをしたときはきちんと片付けることなどを宣言してもらう
「ワンだふるマナー宣言」を実施している。
マナー宣言は民間の愛犬家団体などが独自に取り組んでいるが、
自治体が実施するのは県内で初めてという。
宣言はほかに、飼い犬を市に登録する、毎年狂犬病予防注射を受けさせる、
散歩するときはリードでつなぐ、死亡するまで面倒を見る―など計5項目。
市役所の担当窓口で、5項目が書かれた宣言書に、
飼い主と飼い犬の名前を署名すれば完了する。
宣言をした飼い主には、散歩をする際に犬に付ける反射板キーホルダーと、
飼い犬の名前、犬の種類、生年月日、住所、連絡先などを記入した
名刺大の愛犬カードを配布している。
同市に登録されている飼い犬は現在4689匹。
市は、今月18~24日、市内で実施された狂犬病予防集合注射会場で
マナー宣言の署名を呼びかけたところ、1420人の飼い主のうち1375人が宣言に署名した。
その後も42人が署名し、
現在までに登録している飼い主の3割がすでに宣言に署名しているという。
中山一生市長は「マナー宣言によって、ふん放置の抑制、動物愛護精神の向上、
散歩中の交通事故防止などの効果が期待できる」としている。
マナー宣言は、同市役所環境対策課窓口で随時受け付けている。
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