取手 空き店舗に2か所目の「おやすみ処」開設へ

空き店舗に「おやすみ処」 ~常陽新聞20110902~

NPOと自治会が運営、10月開設へ

一人暮らしの高齢者などが気軽に立ち寄ることができる地域の憩いの場「おやすみ処(どころ)」が、10月中旬、取手市井野団地の空き店舗にオープンする。戸頭団地に続いて市内2カ所目で、芸術NPO「取手アートプロジェクトオフィス」(佐野吉彦理事長)と地元の井野団地自治会(彦坂勝弘会長)とが協働で運営するユニークな場となる。 
同NPOが目指す「アートのある団地」に向けた試みの一環。高齢化が進み、一人暮らしや孤立化などさまざまな課題を抱える集合住宅団地で、住民に芸術活動に参加してもらうことなどを通して地域の絆を再構築するきっかけづくりなどを試み、芸術に何ができるかを模索する。

店舗名は「いこいーの+Tappino(タッピーノ)」。高齢者ばかりでなく、子どもから大人まで、地域の多様な世代が利用し、経験を積み重ねる「学校」のような場所を構想している。店舗内には小中学校の教室と同様、椅子や机、黒板、ロッカーなどを設置する。利用者に飲み物を提供し、くつろいでもらう。芸術家がワークショップを開催したり、イベントを開いたり、地域の情報を集積して発信する場となることも目指している。

同NPOが、日本財団から空き店舗リフォーム助成金388万円を受けるほか、市が125万円を助成して改装し、10月中旬にオープンする予定だ。

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