取手一高 国の目安超す放射線量

取手一高 国の目安超す放射線量 ~産経新聞20110910~ 

 県教委は9日、県立取手一高(取手市台宿)の調整池付近の計8カ所から大気中の放射線量(地上1メートル地点)が、文部科学省が校庭などを使用する目安とした1時間当たり1マイクロシーベルトを超えたと発表した。県内の学校施設で国の目安を超える放射線量が検出されたのは初めて。

 県教委保健体育課によると、同校の要請で8日午後2時50分ごろ~4時ごろ、測定を実施。テニスコート脇の調整池(約82平方メートル)やその周辺の21カ所について大気中の放射線量(地上1メートル地点)を調べた結果、同0・35~1・65マイクロシーベルトで、このうち8カ所で国の目安を超える同1マイクロシーベルトを超えた。地上1センチ地点では同0・24~3・9マイクロシーベルトだった。

 このため、同校調整池付近を立ち入り禁止とする対応をとった。この調整池はもともとフェンスに囲われ、生徒が通常は立ち入らない区域となっており、前回(8月31日)の調査では測定していなかった。今後の対応については検討中。

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