東日本大震災:取手市2公園、除染の検証作業 専門家交えモデル事業 /茨城
◇効果的な対策へ
東京電力福島第1原子力発電所事故で放射性物質が飛散し、比較的高い数値が計測されている取手市は6日、市内の2公園で、筑波大学教授でアイソトープ総合センター所長、松本宏教授の助言を受けて除染検証作業を実施した。公園は子供が遊んだりイベントなどで利用される機会が多いことから、より良い除染方法を考察するためのモデル事業。市によると、専門家実地指導の除染対策は、県内では初めてという。
市はこれまでに、全220公園のうち、90公園の砂場を除染。子供らの安全・安心対策に力を入れている。しかし、放射線に関する専門職員がいないため、松本教授を招き、効率的な除染方法などを伝授してもらった。
その結果、まず最初に(1)樹木の枝葉を剪定(せんてい)(2)集めた枝葉を除去した後に遊具などを洗浄(3)削土し盛り土などをする--ことなどが、手順として効率的だという結論に至った。
この日はモデル公園として「ききょう」「羽中」「ほんごう」「台宿2丁目中」「しいの木」の計5公園のうち、ほんごう公園と台宿2丁目中公園の2カ所で、除染検証作業を行った。職員らは常緑樹などを剪定、データを採取し、有効な除染方法などを考察した。
除染検証作業は天候にもよるが、12日まで実施される予定。全ての公園を除染するには「多大な予算と時間が必要」で、市は「専門家を交えた初めてのモデル事業なので、効率的で迅速な除染対策を検証し、速やかに全公園を除染したい」としている。
東日本大震災:取手市2公園、除染の検証作業 専門家交えモデル事業
~毎日新聞20111207~
◇効果的な対策へ
東京電力福島第1原子力発電所事故で放射性物質が飛散し、比較的高い数値が計測されている取手市は6日、市内の2公園で、筑波大学教授でアイソトープ総合センター所長、松本宏教授の助言を受けて除染検証作業を実施した。公園は子供が遊んだりイベントなどで利用される機会が多いことから、より良い除染方法を考察するためのモデル事業。市によると、専門家実地指導の除染対策は、県内では初めてという。
市はこれまでに、全220公園のうち、90公園の砂場を除染。子供らの安全・安心対策に力を入れている。しかし、放射線に関する専門職員がいないため、松本教授を招き、効率的な除染方法などを伝授してもらった。
その結果、まず最初に(1)樹木の枝葉を剪定(せんてい)(2)集めた枝葉を除去した後に遊具などを洗浄(3)削土し盛り土などをする--ことなどが、手順として効率的だという結論に至った。
この日はモデル公園として「ききょう」「羽中」「ほんごう」「台宿2丁目中」「しいの木」の計5公園のうち、ほんごう公園と台宿2丁目中公園の2カ所で、除染検証作業を行った。職員らは常緑樹などを剪定、データを採取し、有効な除染方法などを考察した。
除染検証作業は天候にもよるが、12日まで実施される予定。全ての公園を除染するには「多大な予算と時間が必要」で、市は「専門家を交えた初めてのモデル事業なので、効率的で迅速な除染対策を検証し、速やかに全公園を除染したい」としている。
Tags: 取手
This entry was posted on 木曜日, 12月 8th, 2011 at 0:49:15 and is filed under 震災201103111446. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
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