「湯苺」を使ったケーキ販売中

温水かけ減農薬「湯苺」のケーキ 龍ケ崎の洋菓子店で発売
茨城大農学部で研究栽培
【写真説明】湯苺ケーキをPRする洋菓子店「おかしの森プレジール」の稲田里英さん=龍ケ崎市役所
イチゴにお湯をかけて栽培した「湯苺(ゆいちご)」を使ったケーキが、龍ケ崎市内の洋菓子店で商品化され、人気を集めている。茨城大農学部(阿見町)が研究栽培している湯苺で、イチゴにお湯をかけることで免疫力が上がるため、農薬の使用量は通常の栽培に比べて「3分の1に抑えられる」(佐藤達雄同学部准教授)という。
商品化したのは同市松ケ丘の「おかしの森プレジール」(稲田亮代表)。同店は1年前、茨城大と共同研究契約を結び、大学側から湯苺の提供を受け、店は研究開発費などの名目で研究を支援してきた。
湯苺を初めて栽培した佐藤准教授によると、栽培は収穫まで週1回程度、50度のお湯をイチゴに20秒間噴射する。これによってイチゴ自体の免疫力が高まり、病害から身を守る効果があるという。
農薬をかけることで薬剤耐性菌ができ、農薬が効かなくなることから、農薬に代わりお湯を使用。現在、ハウス内540平方メートルで栽培している。
湯苺の使用期間は生ケーキの場合、11月後半から4月後半までで、湯苺のケーキを製造、販売しているのは全国でも同店だけ。
同店統括マネジャーの稲田里英さん(34)によると、湯苺ケーキは、より甘い上、つや出しののりも良く、日持ちもするという。評判が広がり、今では湯苺のデコレーションケーキが「休日だと1日30個は売れる」(稲田さん)人気商品となった。価格は4号サイズ1800円から。
佐藤准教授(48)は「茨城の農産物は量では勝っているが、ブランド力という点では劣る。皆さんにかわいがってもらえるようなブランドになればうれしい」と期待を寄せている。

温水かけ減農薬「湯苺」のケーキ 龍ケ崎の洋菓子店で発売 ~茨城新聞20110128~

茨城大農学部で研究栽培

イチゴにお湯をかけて栽培した「湯苺(ゆいちご)」を使ったケーキが、龍ケ崎市内の洋菓子店で商品化され、人気を集めている。茨城大農学部(阿見町)が研究栽培している湯苺で、イチゴにお湯をかけることで免疫力が上がるため、農薬の使用量は通常の栽培に比べて「3分の1に抑えられる」(佐藤達雄同学部准教授)という。

商品化したのは同市松ケ丘の「おかしの森プレジール」(稲田亮代表)。同店は1年前、茨城大と共同研究契約を結び、大学側から湯苺の提供を受け、店は研究開発費などの名目で研究を支援してきた。

湯苺を初めて栽培した佐藤准教授によると、栽培は収穫まで週1回程度、50度のお湯をイチゴに20秒間噴射する。これによってイチゴ自体の免疫力が高まり、病害から身を守る効果があるという。

農薬をかけることで薬剤耐性菌ができ、農薬が効かなくなることから、農薬に代わりお湯を使用。現在、ハウス内540平方メートルで栽培している。

湯苺の使用期間は生ケーキの場合、11月後半から4月後半までで、湯苺のケーキを製造、販売しているのは全国でも同店だけ。

同店統括マネジャーの稲田里英さん(34)によると、湯苺ケーキは、より甘い上、つや出しののりも良く、日持ちもするという。評判が広がり、今では湯苺のデコレーションケーキが「休日だと1日30個は売れる」(稲田さん)人気商品となった。価格は4号サイズ1800円から。

佐藤准教授(48)は「茨城の農産物は量では勝っているが、ブランド力という点では劣る。皆さんにかわいがってもらえるようなブランドになればうれしい」と期待を寄せている。

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