うれしいことだけの日記 

女の気持ち:日記 埼玉県春日部市・高橋美枝子(主婦・65歳)
毎日新聞 2012年10月04日 東京朝刊
最近、一日を振り返って、「今日のうれしかったこと日記」をつけるのが日課となっています。
この日記を今年春から始めてみて、1日の間に小さなうれしいことがこんなにあったんだと改めて認識するようになりました。
ある一日の出来事を書き出してみると−−。
「庭のサクラソウの芽が二つ出ていた」「図書館から面白そうな本を借りた」「血圧が正常値だった」「友達から日帰り旅行の誘いをもらった」「手作りのバッグがうまく出来上がった」「お隣からおいしいラスクをいただいた」
悲しいことや、心配事もあるのですが、うれしいことだけの日記をつけていると、気持ちが前向きになって良いことが増えてきたように思います。ささやかなことをうれしいこととして、心にためているうちに、なんだか毎日が楽しいことでいっぱいのような気がしてきます。
若い頃は暮らしに追われて、こんなこと考えられなかったのに、年を重ねるのも良いものだと思えるようになりました。そして、貧しくても、平凡な暮らしができることに感謝です。

女の気持ち 毎日新聞20121004

最近、一日を振り返って、「今日のうれしかったこと日記」をつけるのが日課となっています。

この日記を今年春から始めてみて、1日の間に小さなうれしいことがこんなにあったんだと改めて認識するようになりました。

ある一日の出来事を書き出してみると−−。

「庭のサクラソウの芽が二つ出ていた」「図書館から面白そうな本を借りた」「血圧が正常値だった」「友達から日帰り旅行の誘いをもらった」「手作りのバッグがうまく出来上がった」「お隣からおいしいラスクをいただいた」

悲しいことや、心配事もあるのですが、うれしいことだけの日記をつけていると、気持ちが前向きになって良いことが増えてきたように思います。ささやかなことをうれしいこととして、心にためているうちに、なんだか毎日が楽しいことでいっぱいのような気がしてきます。

若い頃は暮らしに追われて、こんなこと考えられなかったのに、年を重ねるのも良いものだと思えるようになりました。そして、貧しくても、平凡な暮らしができることに感謝です。

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