母子保健奨励賞:受賞の三宅はつえさん、命の大切さ伝え続ける /茨城
毎日新聞 2012年10月27日 地方版
◇三宅はつえさん(52)=古河市・もものみ助産院院長
母子保健の発展に尽くした人を表彰する「第34回母子保健奨励賞」(毎日新聞社など後援)の受賞者が発表された。助産師で古河市の「もものみ助産院」院長を務める三宅はつえさん(52)が母子保健奨励賞を受賞した。妊娠・出産・育児期の女性と関わり合い、夫婦間や子育ての悩み相談に応じてきた三宅さんは「これまでの多くの人々の助けがあったから」と受賞の喜びを静かにかみしめた。
三宅さんは96年1月、同助産院を開設。助産師の資格免許を86年に取得して以来、直接介助390人、間接介助409人の出産に立ち会ったという。
つくば市で9月、生後間もない女児がコインロッカーから遺体で見つかった事件に触れ「母親は尊い生命を奪った上に、自分の生活も壊してしまった。妊娠、出産・子育てに関し、自分一人で悩まず、誰かに相談してほしかった」と無念の表情を浮かべた。「命の大切さを学べる機会が少ない」と、学校での性教育の必要性を強調した。
今後の抱負として「将来を担う子どもたちが心身とも健やかに成長できるように、一人でも多くの子どもたちに命の大切さを伝える活動を続けていきたい」と語った。
母子保健奨励賞 受賞の三宅はつえさん、命の大切さ伝え続ける ~毎日新聞20121027~
◇三宅はつえさん(52)古河市・もものみ助産院院長
母子保健の発展に尽くした人を表彰する「第34回母子保健奨励賞」(毎日新聞社など後援)の受賞者が発表された。助産師で古河市の「もものみ助産院」院長を務める三宅はつえさん(52)が母子保健奨励賞を受賞した。妊娠・出産・育児期の女性と関わり合い、夫婦間や子育ての悩み相談に応じてきた三宅さんは「これまでの多くの人々の助けがあったから」と受賞の喜びを静かにかみしめた。
三宅さんは96年1月、同助産院を開設。助産師の資格免許を86年に取得して以来、直接介助390人、間接介助409人の出産に立ち会ったという。
つくば市で9月、生後間もない女児がコインロッカーから遺体で見つかった事件に触れ「母親は尊い生命を奪った上に、自分の生活も壊してしまった。妊娠、出産・子育てに関し、自分一人で悩まず、誰かに相談してほしかった」と無念の表情を浮かべた。「命の大切さを学べる機会が少ない」と、学校での性教育の必要性を強調した。
今後の抱負として「将来を担う子どもたちが心身とも健やかに成長できるように、一人でも多くの子どもたちに命の大切さを伝える活動を続けていきたい」と語った。
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