女の気持ち 出発

女の気持ち:出発 千葉県富里市・西海マサ子(主婦・61歳)
毎日新聞 2012年10月29日 東京朝刊
私は「女の気持ち」を毎日、楽しみにしている。朝食後、一番に見る。次に万能川柳、余録、テレビ面へと続く。暇をもてあましているので、新聞は証券面を除いて読んでいる。
「女の気持ち」は老若男女の喜怒哀楽が書かれている。このごろは「男の気持ち」も多くなり、「良かったね」「大変だな」「うらやましいな」「頑張っているな」と読んでは、自分自身を励ましている。
昨年、還暦を迎え、子供たちにお祝いをしてもらったが、すぐにリウマチになってしまい、それはがっかりした。専業農家に嫁ぎ、農家の母ちゃんになり、3人の子供を育て、これからが「第二の人生」と思っていた直後のことだった。
がっかりしてばかりもいられない、前向きにと思っていたら、今度は肺炎にかかってしまって約2カ月間、入院した。
二つの病とつきあいながら、このうえ、ぼけたら、自分も、子供たちも大変になる。何かを始めなければ、と思いながらも得意なことも、趣味もない。入院中は、退院したら、最初に投稿を、と考えていたが、いざ書くとなると、題すら、何を書いたら良いのか分からない。皆様のを拝読すると、伝えたいことがきちんと書かれていて、伝わるものがある。
文は下手でも、これを書き終えた時が、私の出発にしようと考えた。「第二の人生」の始まりだ。
先生に助けていただいた命を大切にしながら、出直しましょう。

出発 ~毎日新聞20121029~

私は「女の気持ち」を毎日、楽しみにしている。朝食後、一番に見る。次に万能川柳、余録、テレビ面へと続く。暇をもてあましているので、新聞は証券面を除いて読んでいる。

「女の気持ち」は老若男女の喜怒哀楽が書かれている。このごろは「男の気持ち」も多くなり、「良かったね」「大変だな」「うらやましいな」「頑張っているな」と読んでは、自分自身を励ましている。

昨年、還暦を迎え、子供たちにお祝いをしてもらったが、すぐにリウマチになってしまい、それはがっかりした。専業農家に嫁ぎ、農家の母ちゃんになり、3人の子供を育て、これからが「第二の人生」と思っていた直後のことだった。

がっかりしてばかりもいられない、前向きにと思っていたら、今度は肺炎にかかってしまって約2カ月間、入院した。

二つの病とつきあいながら、このうえ、ぼけたら、自分も、子供たちも大変になる。何かを始めなければ、と思いながらも得意なことも、趣味もない。

入院中は、退院したら、最初に投稿を、と考えていたが、いざ書くとなると、題すら、何を書いたら良いのか分からない。皆様のを拝読すると、伝えたいことがきちんと書かれていて、伝わるものがある。

文は下手でも、これを書き終えた時が、私の出発にしようと考えた。「第二の人生」の始まりだ。

先生に助けていただいた命を大切にしながら、出直しましょう。

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