新聞に掲載された老前整理コンサルタントって何?
元気なうちに家の中の不要なものを整理して片づけること。
ものが多すぎると介護現場で・・・たとえばダンボールが邪魔で手すりが使えない。
もったいないととため込んだりものがあることで安心感があったりだが、
これからの暮らしを考え自分を大切にするために
不要なものを整理して手放すことで暮らしが軽くなれば心も軽くなるということらしい。
コンサルタント・・・多種多様ですね。
今日の男の気持ち 俺の明日 毎日新聞 20130427
「明日があるさ 明日がある」と若い歌手が元気よく歌っていた。缶コーヒーのCMソングとしても使われていたことを思い出した。昔、坂本九さんが歌っていた。
今日つらいことや悲しいことがあっても、明日に希望を持とう。よし、頑張るぞと人々を元気づける人生の応援歌だ。名曲といっても良いかもしれない。
しかし「ちょっと待てよ。俺に明日はあるのか」と思う。75歳になった。しかも「軽い」とはいえ、脳梗塞(こうそく)になった身だ。朝晩、薬の服用は欠かせない。再発したらどうなるのかと不安になる。能天気にはなれない。毎晩寝る前に、明日は目が覚めるのかな、と思いつつ就寝する。翌朝起きるとほっとする。
そんな私に妻は「お父さんが長生きしてくれなきゃ、困るのよ」と言う。夫思いの名言だと思い、「どうもありがとう」と感謝の言葉を述べる。
「そうじゃなくて。生きている限り、年金がもらえるでしょう」と現実的な言葉が返ってきた。「なんだ、そういう意味か」とつぶやく。「そうだよ、何だと思ったの?」とにべもない。私は「それもそうだな」と納得する。
改めて「俺に明日はあるのか?」と問うてみた。あるかもしれないし、ないかもしれない。だから、今日という日を大切に生きる。明日は約束されていない。人生は予測不可能だ。それだからおもしろいのかもしれない。