茨城新聞「いばらき春秋」より 50年後のメディア

茨城新聞 20131119

今国会で審議中の特定秘密保護法案について先日、大学生の意見を聞く機会を得た。

同法案については、国民の知る権利や取材・報道の自由など問題、課題が指摘され、与野党間でも激しい論戦が展開されている。

その中身についてはここでは触れない。考えさせられたのは、学生たちが意見発表のために準備した資料についてである。

レジュメはA4判36ページに及ぶ立派なものであった。

そして、それを作成するに当たっての参考資料を見て時代の変遷を痛感させられた。

「参考文献・資料一覧」の中で著書は31冊。

これに対し、ネット上の参考サイトが73件。新聞に至っては参考記事はわずか3件。

若者の新聞離れが指摘されて久しく、情報収集媒体としてネットの浸透を肌で感じてはいたものの、

現実をまざまざと見せつけられた思い。

意見交換の中で新聞の将来を聞かれたが

「5年先ならともかく、50年後にどうなっているのか想像できない」と答えるしかなかった。

それでも唯一、「どういう媒体の形であろうと、取材して報道する仕事は残るであろう」とも

それほどまでに時代の変化のスピードが激しく、先を見通すことが困難な時代になった。(沼)

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毎日新聞 20131119夕刊~

昨年9月に発見されたアイソン彗星

この一瞬は今だけ。

20131119_mpm

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2 Responses to “茨城新聞「いばらき春秋」より 50年後のメディア”

  1. stk より:

    昨日、4時に起きて霞ヶ浦の土手でアイソン彗星を見ました。肉眼でも見えました。

  2. dakko より:

    それはすごい! 肉眼でもばっちりなんですね~ 見なきゃ! 

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