Toride Mainichi発行に寄せて

今日の茨城新聞 いばらき春秋

 この欄を担当してから、読者からの便りが増えた。拙文が何かしら役立っているようで安心する。励ましの言葉はありがたい
以前、里山の再生を取り上げた中でサワガニに触れた。鹿嶋市の女性は、約四十年前に生家近くのわき水の中に見たカニを思い出し、あの場所に行ってみたくなったと手紙を送ってくれた
先日届いた封書には、根尾の薄墨桜の写真や桜の押し花はがきなどが入っていた。差出人は笠間市の女性。回天神社の薄墨桜の話題を読んだ後、ご主人と岐阜県本巣市根尾の薄墨桜を見に行ったという
手紙には「とても幸せなことに、実に見事な満開の薄墨桜に出合うことができました。大垣から樽見までの間、何カ所もの桜のトンネルをくぐり抜けながら、まるで夢を見ているかのようでした」。感激が伝わってきた
仕事柄、苦情や抗議を受けることが少なくない。そうした中、このような手紙が舞い込むと、ほっとする。頂いた手紙に返信しようと思いながら、忙しさにかまけて先延ばししたままで、非礼をはたらいている

Toride Mainichiの紙面作りの上で、読者の声は重要な判断材料。
多くの方からの便りを楽しみにしている編集者の気持が伝わってくる

今年のスポニチ新人研修生の作ったミニコミをULします

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