取手市 ヘルプカード4月17日より配布

緊急時に病気、障害伝えられない… 緊急時に病気、障害伝えられない… 取手市が「ヘルプカード」配布

東京新聞 2017年4月13日

取手市は、手助けが必要なのに、病気や障害で周りに思うように意思が伝えられない市民のため、あらかじめ手伝ってほしいことを記載しておく「ヘルプカード」を17日から配布する。市は、緊急時にカードを所持していることで、本人や家族の安心につながるとしている。 (坂入基之)
カードにある「人工透析をしています」「パニックになることがあります」などの欄にチェックを入れて相手に自分の状態を知らせ、不自由なことも記入しておく。その上で、「書いてある情報を音読して」「移動の際、介助して」など、お願いしたいことを伝える。
日常生活のほかにも、突然の発作に襲われたり、パニックになったり、災害で避難したりしたときにも使える。
デザインは、先行して導入した東京都のカードを参考にした。大規模災害時、市や県境を越えて避難しても、広く分かってもらえるよう配慮したという。
市は、病気や障害に対する地域の理解が進むきっかけになれば、と期待を寄せている。
ヘルプカードは、難病や身体・知的障害などで支援が必要な市内の約五千人を対象に、希望者に配布する。市障害福祉課、藤代庁舎総合窓口課、市内の障害福祉サービス事業所で受け付ける。
問い合わせは市障害福祉課=電0297(74)2141=へ。

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