夢は「日本一有名な農家」

毎日新聞 20181022 雑記帳

黒いスーツ姿の男性が稲刈り機を華麗に操り、黄金色に輝く稲を収穫している。首にはネクタイ、頭にはハット。山形県川西町で農業を営む斎藤聖人(きよと)さん(30)は「スーツ農家」として有名だ。

農業の「汚い、きつい」というイメージ払拭(ふっしょく)を狙う。「デビュー」は2013年の田植えの初日。スーツを着て、準備する家族の前に出ると、不思議そうに「結婚式でもあるのか」と聞かれた。

斎藤さんはインターネットで積極的に自身の情報を発信。「自分を通して、若い人たちにもっと農業に興味を持ってもらいたい」。夢である「日本一有名な農家」を目指し、スーツに袖を通す。

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