みんなちがって

1日毎日新聞女の気持”みんなちがって

 「あー、私って、ダメだなあ」 子どものころから現在に至るまで、

 何度となく繰り返されてきたこの感情。

 自分の狭量さや能力のなさや、何をやってもうまくいかないことへの不満等々。

 いつも自分を責めてしまう。

 そんな時にいつも思い出す言葉がある。

 「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」

 早世した詩人、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」という詩の一節だ。

 スルスルと何事もないように、

 世の中をうまく渡っている人をうらやましく思いながら、

 どうして自分はああではないのか、と嘆いてしまうことは多々ある。

 それでもこの詩を読むと、「私は私でいいんだ」と思える。

 「燃費の悪い人生」(5月23日)の岩上さん、

 「がんばらないで」(6月12日)の千本さん。

 それ以外の「自分は不器用で」と思っている方々。

 立派なことは、それをこなす人たちにお任せして、

 自分は自分のできることをすればいいのだと思います。

 人はみんな、それぞれ違う。

 だからこそ、いろいろな考え方や生き方がある。

 だからこそ、面白くて魅力的なのだと思う。

 そのことを自分自身にも言い聞かせています。

 「みんなちがって、みんないい」

 この言葉はいつも、私に一歩踏み出す力をくれる。

 

誰でも気持ちの浮き沈みがある

落ち込んだ時にどう立ち直るか どう気持ちを切り替えるか

大切です

自分にしかできないこと、今できること

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