心に響く『女の気持ち』

最後のクラス会 毎日新聞11月4日傘寿の今年、60年続いた女学校のクラス会が最後となりました。

 戦時中の学徒動員では、学窓を離れて軍需工場で「お国のために」と勤労に励み、戦後卒業しました。

 それぞれの人生を歩んで来た私たち。卒業して3年目のころからクラス会を始めました。

 毎年10月に集まりましょうと、神無月からとって「十月(かんな)会」と命名し、細々と続けてきました。

 修学旅行の経験のない私たちは、お泊まりのクラス会で修学旅行気分に浸りました。

 会えば話題はたっぷりあります。毎年、「また来年ね」と言って別れました。

 しかし、60年の年月が過ぎ、彼岸に旅立った人、恍惚(こうこつ)の世界に生きる人、

 介護する人される人、つえを手放せない人など、人生いろいろです。

 こうした現実に、「ここらが潮時」と誰言うともなく意見がまとまり、今回が最後となりました。

 最後だからという思いで、無理をして出席をした人もあり盛況でした。

 今までにない豪華版で、会費も奮発して、ホテルの最上階レストランが会場でした。

 秋晴れの眺望もごちそうです。シャンパンで乾杯、洋食のフルコースを堪能し、話も弾みました。

 これからの人生がどのくらい続くのか。最後のクラス会の思い出を糧に、ゆっくりと生きていきたいと思います。

 来年から10月の楽しみは何にしましょうか。

 

6月25日の女の気持ち いとしのリウマチ も忘れられない

45歳で『慢性関節リウマチ』に罹患した丸山さん。

現実を受け入れるのに時間を要した。

60歳になり、人の心の痛み、やさしさ、自然の美しさが、健康だった時より一層ふかく感じられる。

自分が明るく生きることで、人を元気にすることにも気づいた。

「リウマチさんみんなあなたにもらったものです。」

体は不自由でも気持ちは不自由ではありません。

これからも、私にできることはどんどん挑戦していくつもりです。

まだ、あなたには負けたくありません。

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