百貨店を市庁舎に

宮城・石巻市が百貨店を市庁舎に 費用軽減、視察団も ~共同通信8月7日~
 閉店した百貨店の空きビルを利用した宮城県石巻市の新市庁舎=7月
 宮城県石巻市が、閉店した百貨店の空きビルを3月に新庁舎として復活させた。新設に比べ費用を大幅に軽減。JR石巻駅前という立地を生かして中心街の活性化も狙っており、同様の移転問題を抱える全国の自治体から視察団が訪れている。

 「年金や税務申告など、よく利用する窓口が2、3階に集まっており、使い勝手が格段に良くなった」

 6階建てビルの2~6階を市が使用。地元スーパーに貸した1階部分の入り口近くには住民票などの自動交付機を設置した。各フロアには中央部のエスカレーターを取り囲むように各課を配置。仕切る壁はなく、見通しは良い。市は「窓口サービスは改善した」と自信を見せ、訪れた市民らの評判も上々だ。

 石巻駅の南約1・5キロの旧庁舎は1958年に建設された。老朽化に加え、業務拡大に伴い分庁舎が四つとなって市役所機能が分散。2005年には1市6町が合併して現在の石巻市が誕生したが、旧6町からのアクセスの悪さも不評だった。

 合併をきっかけに移転を検討していたところ、08年1月に「さくら野百貨店」が閉店を発表。床面積など条件を満たしたため、約半年後に移転を決め、百貨店側から無償で建物を譲り受けた。

 

移転改装費は30億 土地購入から新設した場合の3分の1価格だ

石巻ケースを国土交通省が紹介したことで日立市や筑西市など全国で9自治体が視察した

中心街の衰退や庁舎移転問題を抱えている都市は取手ばかりでないらしい^ ^*

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