昔の仲間が紙面を飾りました

人・息<ひと・いき>:世界空手道大会で来月審判を務める、高橋昇さん  ~毎日新聞100916~
 

 ◇集中力、判断力が勝負--高橋昇さん(51)

 取手市広報広聴課課長補佐を務める傍ら、世界空手連盟(WFK)の公認国際審判員の資格を持つ。セルビア共和国のベオグラードで10月24日から開催される「第20回世界空手道選手権大会」で審判を務めることになり、念願の世界大会デビューを果たす。微妙な判定の際には他の審判員と英語で協議するため、毎日30分、英語の勉強に励んでいる。

 同大会は隔年で開かれ、08年の東京大会には120カ国、1200人が参加。世界の空手人口は175カ国、6000万人と言われ、国際的格闘技として人気がある。

 体が比較的小柄だったため、高校1年から空手を習い始めた。現在は七段。五段だった34歳で現役選手を引退。審判員を目指し、全日本空手道連盟公認審判員、アジア空手道連盟(AKF)公認審判員を経て、08年に公認ジャッジBの資格を取得した。

 「自由組手」と呼ばれる空手の試合は、集中力と判断力が勝負。一瞬の技を見逃さないためには、細かい神経を使う。「誤審は許されず緊張の連続です」。10月20日に現地に向かい、同時に実施される「ジャッジA」の資格試験にも挑戦する。

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