どこでも見せマップ

どこでも見せマップ:店や名所をパノラマ画像で-つくばIT事業協同組合 ~毎日新聞2011.1.20~

 ◇グーグルマップと連動 商品化、今月から受注製作開始
 コンピューターのシステム開発やホームページ作成を業務とする「つくばIT事業協同組合(つくば市、藤田泰世代表理事)は、360度のパノラマ画像で店舗や観光名所をインターネットのサイトで紹介する「どこでも見せマップ」を商品化した。ウェブ地図のグーグルマップと連動する集客の武器として今月から受注を始めた。

 画像の撮影は外注せず、スタッフが撮影しパノラマに合成する。画像は約1分間で見る側がパソコン上で拡大できる。希望に応じて音声ガイダンスを付加することも可能だ。

 同組合は06年4月、インターネット上につくばと周辺の地域情報を集約したポータルサイト「パノラマつくば情報局」を開設。この関連の有料事業としてパノラマ画像を制作したが、今回は画質を2倍に向上、営業範囲も県内全域に広げる。

 藤田代表理事は「高画質で臨場感のある見せ方ができる。普段公開されていない史跡の建物などの内部も画面上で公開でき、店舗や観光協会などに売り込みたい」と話す。パノラマ画像のウェブは既に同業他社が商品化しているが、直営で制作するなどして低価格を実現したという。

 料金は店舗の場合、パノラマ撮影5万円、グーグルマップと関連付ける費用が3万円、音声付加は8000円。観光協会などの団体が複数の事業所を一括して作成する場合は相談に応じるという。同組合のホームページで筑波山や中心市街のサンプル画像を公開中だ。問い合わせは同組合(電話029・839・1032)へ。

Leave a Reply