「譲り合いの精神」韓国紙 被災者称賛

~スポニチ2011.03.15~

「お先にどうぞ」「いえ、私は大丈夫です」

14日付の韓国紙、中央日報は、東日本大震災で被災地の住民たちが譲り合いの精神を忘れずに対応し、怒泣が飛び交うこともなかったと称賛する現地ルポを伝えた。

共同電によると、地震で停電した秋田市内のホテルでは非常食としてうどん10杯が用意されたが、約50人の宿泊客らは先を争うことも無く、互いに気遣ったと紹介した。こうした冷静な行動は、他人への「迷惑」を避けようとする独自の文化によるものだと分析。被災地での略奪は一件も伝えられていないことに加え、津波に人が巻き込まれる場面を放映しないなど、報道機関も被災者に配慮していると指摘した。

 また、同日付の朝鮮日報など有力紙は、、義捐金の呼びかけを1面で掲載。「日本がわれわれを必要としている」(同紙)「元気を出して、日本」(東亜日報)といったメッセージを記した。

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