散歩道 ~毎日新聞2011.05.11~
竜ケ崎市庄兵衛新田の牛久沼に注ぐ根古屋川で10日、
コブハクチョウのひな6羽が生まれたのが確認された。
ひなは親鳥に見守られながら、気持ち良さそうに泳いでいる。
近所の人たちは新しい「アイドル」誕生を喜んでいる。
近くで餌を与えている六笠木谷さん(83)によると、
牛久沼から泳いできた2羽のつがいと仲良く遊んでいるひなの姿を8日に見つけたという。
体長約15センチで、灰色のフワフワした羽毛が初々しい。
ボランティアでひなの世話をする牛久沼漁業協同組合理事の菊地義正さん(62)は
「一度に6羽も生まれるのは珍しい。
まだ卵を温めている親鳥がおり『白鳥の湖』に期待したい」と静かに見守っている。