深紅のクローバー見頃―つくば ~常陽新聞2011.05.18~
自然農法で水田の緑肥に
筑波山ろく南西のつくば市北太田にある田んぼで、
クリムソンクローバーが見頃になっている。
まるで深紅のじゅうたんを敷き詰めたような風景だ。
クリムソンクローバーはヨーロッパ南部原産で、和名はベニバナツメクサ。
花がイチゴの実に似ているため、
ストロベリートーチやストロベリーキャンドルとも呼ばれている。
クリムソンクローバーが植えられている田んぼは、周辺に約10㌶。
生産者は化学肥料や農薬を使わない自然農法で、緑肥にしてコメを作る。
近くには霞ケ浦に流入する桜川が流れる。
霞ケ浦の水質浄化に向けて負荷軽減を図る市の農業対策事業の一環で、
数年前から2~3件の生産者が秋に種をまいている。
今月下旬ごろまで見ることができる。
生産者は花が終わった後にトラクターですき込み、田植えに入る。