ホットな学校情報、HPで積極発信 竜ケ崎市八原小学校
龍ケ崎市藤ケ丘の同市立八原小(久保田憲校長)で、
ホームページ(HP)を活用して学校情報を毎日発信し、
父母や地域住民から注目を集めている。少しでも関心を持ってもらうため、
校内で見つけた「ちょっといい話」を盛り込むなど、内容も一工夫。
「その日の夕方にはアップできるように」と速報性を重視し、
久保田校長らは児童たちの様子に気を配りながら“取材”活動にも余念がない。
同小は30学級、児童数913人と県南地区でも最大というマンモス校。
これまで学校生活や行事などについては、
月2回発行の「学校便り」で知らせていたが、
父母から「学校の様子が伝わってこない」などの声が寄せられていた。
このため、校内の情報を積極的に外に発信していこうと、
HPを「情報発信の窓口」と位置付け、
昨年9月から、HPを活用した新たな取り組みを始めた。
情報は鈴木俊之教頭が一元的に管理し、久保田校長自ら取材。
児童が特定されないよう気を配りながら、生活ぶりをカメラに収め、
夕方にはパソコンに入力する。
内容は(1)学習活動や生活、行事(2)校長の教育観(3)心温まる、
ちょっと見つけたいい話-を柱に、写真もふんだんに盛り込んでいる。
例えば、6年算数の授業で、「一辺の長さ1センチを10倍にすると、
体積は何倍に?」という問題で、答えの「1000倍」を理解させるため、
教員手作りの立方体の模型を使った授業風景を紹介。
落ち葉掃除を児童が自主的に手伝ってくれたことや、竜ケ崎幼稚園を訪ね、
園児と交流している様子など、こぼれ話や校外活動にも触れている。
校長の教育観では、きちんと靴が並べられている写真を載せ、
「保護者へのアンケートで『廊下にごみが落ちている』という記述があっても、
靴箱が整頓されているという記述がないのは寂しいこと」と、
所感を掲載するなど、単なる紹介にとどまらない。
久保田校長は「子どもたちの生き生きとした学校生活を多くの人に見てもらうとともに、
父母とのコミュニケーションの手段として、
今後も活用していきたい」と話している。アドレスは