「笑遊館・蔵」オープン―稲敷・江戸崎 ~常陽新聞2011.05.27~
民家の蔵を活用、地元有志らが改修
稲敷市江戸崎の江戸崎商店街で、地元有志の手で改修された古い蔵が
「笑遊館(しょうゆうかん)・蔵」として開設された。
商店街活性化のための情報発信や訪れる人の交流などに使う。
リニューアル工事で休館中の同商店街にあるまちづくり拠点
「えどさき笑遊館」の代替施設も兼ねる。
失われつつある歴史的な蔵の保存・活用を図ろうと、
「えどさき街創り協同組合」(鴻野忠理事長)を中心にボランティア、
行政関係者らが協力。改修作業は昨年11月に始まり、
今年3月までに終えた。蔵の建築年代は江戸~明治時代ごろとみられ、
持ち主の厚意で借り受けた。
広さは2階建て約60平方㍍。古い柱や梁(はり)を生かし、
眠っていた家具やレトロなラベルも室内に飾った。
1階部分は、交流スペースやまちづくりの情報発信、
催しなどに使う。笑遊館番頭の江戸文字職人・梅八さんや
地元ボランティアが来客を迎える。
開設間もない3月11日に巨大地震が発生。当時室内にいた梅八さんによると
「ミシミシとすごい音がして上から砂がバラバラと落ちてきた」。
きれいに改修した外壁部分の一部は壊れてしまったが、
建物は無事。翌日には片付けながら開設していたという。
梅八さんは「建物のすごさに改めて感服した」と話す。
「えどさき笑遊館」は来春の再開に向けて、リニューアル工事が進んでいる。
同市企画課の担当者は「リニューアル後には、
二つの施設を結ぶといろいろな仕掛けもできる」と今後に期待した。
^ ^*「梅八さん懐かしいなぁ 娘さん講談師デビューされたね」