~産経新聞20110608~
取手市和田の水田で7日、県内では珍しいロングマット水耕苗を使った田植えが行われた。長さ約6メートル、幅30センチの不織布でできたシートに種をまき、12~13センチに成長すると、巻き取ってロール状にし、田植え機で植える。ロール1巻で箱苗10枚分に相当し、6条植えの田植え機を使うと30アールを1人で植えることができるのが大きな特徴。
この日、田植えを行ったのは、同市野々井の下田耕一さん(62)で、5年前からロングマット水耕苗を導入。周辺では1カ月ほど前に田植えを行っているが、収穫時期は1週間ぐらいしか変わらず、収量は箱苗とほとんど同じという。
下田さんは「今年で6年目になるが今までで一番いいでき」と話していた。
ロール状に巻いた苗を田植え機にセットする下田耕一さん
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