給食食材の放射線量測定 取手

給食食材の放射線量測定―取手  ~常陽新聞20110830~

9月から毎日実施、市立小中学校と保育所
取手市は2学期が始まる9月1日から、市立小中学校と保育所の給食食材を毎朝測定し、給食前までに市ホームページで公表すると発表した。暫定規制値の500ベクレルを超えていることが判明した場合は、規制値超過の食材を使ったおかずの提供を中止し、同じ産地の同じ食材は当面使用しないという。

毎朝、小中学校の給食食材1品目、保育所の食材1品目の計2品目を検査する。同市では当日朝に食材が搬入されることから、毎朝、検査する食材を抽出して常総市内の民間測定機関に届け、給食が始まる午前11時前までに、測定結果と産地名などを公表する。

使用する測定器は、より精密な測定ができるゲルマニウム半導体検出器ではなく、シンチレーション検出器で実施する。

検査費用は1検体当たり3000円。市は9月5日開会の9月議会に提案する一般会計補正予算案に、来年2月まで半年間の検査費用約72万円を計上する。

同市の給食は、旧取手地区が自校方式、旧藤代地区がセンター方式で、自校方式の学校や保育園は、それぞればらばらに食材を仕入れているため、各校ごとに順番に食材を検査することになるという。

規制値を超えた場合は、おかずが出されず、パンと牛乳などのみの給食になるという。

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