お世話になった先輩からの便りで知ったボランティア

産経新聞20110825

エステで被災地に笑顔 美容専門学校生ら29人ボランティア

産経新聞20110825~ 

被災者にフェイスケアをする国際理容美容専門学校の学生 =22日、岩手県住田町の旧下有住小学校(津田俊樹撮影)

 

 東日本大震災からの復興を願う支援活動「未来塾」(産経新聞社主催、TDK協賛)が22、23の両日、岩手県陸前高田市と住田町で行われた。エステティシャンを目指す専門学校生が「被災地に笑顔を」とのテーマでスキンシップを図った。

 活動8回目は未来塾の趣旨に賛同した神社本庁と、国際理容美容専門学校の企画のもと、ビジネス美容科の学生20人と教職員9人が現地入りした。

 一行は22日朝、陸前高田市気仙町の月山神社に参拝後、5つのグループに分かれて施術に臨んだ。

 会場の一つは住田町の仮設住宅・中上団地に隣接する旧下有住(しもありす)小学校の校長室。白衣を着た学生たちが手際よくエステサロンに衣替えしていく。

 準備が整うと、「私なんかでいいのかしら」とテレ笑いを浮かべながら村上良子さん(61)が現れた。自宅や田畑を失い、仮設住宅暮らしが続く。美顔とフットマッサージを受け「こんなにさっぱりしたのは震災以来だから5カ月ぶりね」と顔に手をあてた。

 住田町の社会体育館では、河野和子さん(70)が「最高の気分」と晴れやかな表情をみせた。

 夫は気仙町諏訪神社の宮司だったが帰らぬ人に。自宅、社務所が津波に流されながらも炊き出しなど救援活動の先頭に立ってきた。

 「震災直後は水がないから、沢からくんできた水をティッシュペーパーに少しずつ浸して顔を拭きました。そのときの状況を学生さんに話しましたが何かを感じとり、今後の人生にいかしてくれれば」と元教師らしい一面をのぞかせた。

 “復興エステサロン”に訪れた人は2日間で351人。活動には東京大神宮、水天宮、全国敬神婦人連合会、昭和聖徳記念財団の支援もあった。

 ボランティアに参加した佐藤佳澄さん(18)は「どんなにつらい状況になっても女性はきれいでいたい、という気持ちが強いことを実感しました」、千葉綾乃さん(19)は「被災者の方から話を聞き、自分の世界が広がるとともに、改めて女性パワーのすごさを知りました」と語った。今回の活動はプロとして独り立ちするためにも貴重な体験となった。

 

^ ^*「とてもいい経験をさせていただいた」・・・と話していました。

いろいろなお手伝いの仕方がありますね。

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