仁和寺にクローン御室桜植栽 

御室桜の苗木を植栽 クローン技術で仁和寺に 住友林業
2012.2.21 18:45 [あこがれの京都]
クローン技術で培養に成功し、仁和寺の境内に植えられる「御室桜」=21日午後、京都市右京区
遅咲きの八重桜として知られる仁和寺(京都市右京区)の「御室桜」が住友林業(東京)のクローン技術で培養に成功し、苗木が21日、境内に植えられた。
寺などによると、御室桜は古いもので樹齢が約360年で、現在約130本ある。本来、八重桜は花びらが10枚以上あるが、根から株分けして苗木を作ってきたため、突然変異を起こし、ほとんどの木の花びらが5枚ほどの一重になってしまったという。
そこで住友林業の筑波研究所(茨城県)が八重桜を後世に伝えようと、芽の分裂組織を取り出して培養するクローン技術を開発し、平成22年に増殖に成功した。この日、植えられた約150センチの苗木が花を咲かせるのは、早くて来年になるという。
仁和寺のほか、愛媛など4県にある住友林業グループの土地や東日本大震災の被災地にも植えられる

御室桜の苗木を植栽 クローン技術で仁和寺に 住友林業 ~産経新聞20120222~

遅咲きの八重桜として知られる仁和寺(京都市右京区)の「御室桜」が住友林業(東京)のクローン技術で培養に成功し、苗木が21日、境内に植えられた。

寺などによると、御室桜は古いもので樹齢が約360年で、現在約130本ある。本来、八重桜は花びらが10枚以上あるが、根から株分けして苗木を作ってきたため、突然変異を起こし、ほとんどの木の花びらが5枚ほどの一重になってしまったという。

そこで住友林業の筑波研究所(茨城県)が八重桜を後世に伝えようと、芽の分裂組織を取り出して培養するクローン技術を開発し、平成22年に増殖に成功した。この日、植えられた約150センチの苗木が花を咲かせるのは、早くて来年になるという。

仁和寺のほか、愛媛など4県にある住友林業グループの土地や東日本大震災の被災地にも植えられる

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