北条街かど新聞 北条街づくり振興会

つくば竜巻 被災者に情報伝達、壁新聞を創刊
北条街づくり振興会
【写真説明】被災者向けの情報を伝える「北条街かど新聞」が創刊=10日、つくば市北条
竜巻で大きな被害を受けたつくば市北条地区の北条街づくり振興会が10日、壁新聞「北条街かど新聞」を創刊した。掲示板に災害関連の生活情報を載せ、被災者のニーズを盛り込んだ“現場の生の声”を届けながら、被災住民の復興を後押ししたい考えだ。
壁新聞は、インターネットで災害関連情報を得られない被災住民も多いとみて、アナログ手段による情報発信に踏み切った。同会やNPO法人、学生ら約20人がスタッフとして編集に携わっている。
新聞は、同地区で最も人通りの多い仲町の掲示板に張り出された。A4判数枚で路線バスなどの交通情報や震災関連の市の窓口案内を掲載している。創刊号では罹災(りさい)証明の申請用に、損壊した建物を写真に残すようアドバイスしている。
ボランティア活動が本格化する中、行政と被災住民の間でミスマッチが生じないよう、被災者が求めている要望や支援についても掲載する方針。スタッフの学生が中心に、被災者に直接取材する。
同振興会理事の宮本孝さん(65)は「被災者が何に本当に困っているかは、まだ正確に把握できていない」と話す。各スタッフに担当エリアを割り当て、何度も被災地を回り、聞き取りと合わせて、こちらからも生活情報を伝える。
拾い上げた被災者のニーズをボランティアセンターに届けることで、行政と住民の橋渡し役も担う考え。宮本さんは「情報を共有して、コミュニケーションの手段の一つになれば」としている。

つくば竜巻 被災者に情報伝達、壁新聞を創刊

北条街づくり振興会 ~茨城新聞20120511~

竜巻で大きな被害を受けたつくば市北条地区の北条街づくり振興会が10日、壁新聞「北条街かど新聞」を創刊した。掲示板に災害関連の生活情報を載せ、被災者のニーズを盛り込んだ“現場の生の声”を届けながら、被災住民の復興を後押ししたい考えだ。

壁新聞は、インターネットで災害関連情報を得られない被災住民も多いとみて、アナログ手段による情報発信に踏み切った。同会やNPO法人、学生ら約20人がスタッフとして編集に携わっている。

新聞は、同地区で最も人通りの多い仲町の掲示板に張り出された。A4判数枚で路線バスなどの交通情報や震災関連の市の窓口案内を掲載している。創刊号では罹災(りさい)証明の申請用に、損壊した建物を写真に残すようアドバイスしている。

ボランティア活動が本格化する中、行政と被災住民の間でミスマッチが生じないよう、被災者が求めている要望や支援についても掲載する方針。スタッフの学生が中心に、被災者に直接取材する。

同振興会理事の宮本孝さん(65)は「被災者が何に本当に困っているかは、まだ正確に把握できていない」と話す。各スタッフに担当エリアを割り当て、何度も被災地を回り、聞き取りと合わせて、こちらからも生活情報を伝える。

拾い上げた被災者のニーズをボランティアセンターに届けることで、行政と住民の橋渡し役も担う考え。宮本さんは「情報を共有して、コミュニケーションの手段の一つになれば」としている。

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