ムクドリ:迷惑シャットアウト 街路樹剪定、網掛け 騒音とフン被害、効果のほどは?−−取手駅前 /茨城
毎日新聞 2012年06月22日 地方版
取手市はムクドリ対策として、取手駅西口の駅前通りの街路樹を剪定(せんてい)し、ナイロンネットで網掛けした。ムクドリは外敵を見つけ撃退するため集団行動すると言われており、網掛けでムクドリのねぐらになるのを防ぐ。【中野秀喜】
ムクドリはスズメ目ムクドリ科の野鳥。6月から12月まで駅周辺の街路樹や電線などに集まる習性があり、フンや鳴き声は悩みの種。同市は同様の現象が多発している千葉県我孫子、柏、松戸の3市と昨年、合同会議を数回開催した上で、今月12日から、ナンキンハゼ22本とコブシ12本に網掛けを実施した。
市によると、ムクドリは日中、数十羽の群れで昆虫や木の実などを餌にしているが、夕方になると街路樹などに群れて、集団でねぐらを形成する。元々は人里で生息していたが、天敵だったタカなどが減少したことなどから、暖かい駅前を好むようになったという。
ムクドリ迷惑シャットアウト 街路樹剪定、網掛け 騒音とフン被害、効果のほどは?−−取手駅前
毎日新聞 20120622
取手市はムクドリ対策として、取手駅西口の駅前通りの街路樹を剪定(せんてい)し、ナイロンネットで網掛けした。ムクドリは外敵を見つけ撃退するため集団行動すると言われており、網掛けでムクドリのねぐらになるのを防ぐ。【中野秀喜】
ムクドリはスズメ目ムクドリ科の野鳥。6月から12月まで駅周辺の街路樹や電線などに集まる習性があり、フンや鳴き声は悩みの種。同市は同様の現象が多発している千葉県我孫子、柏、松戸の3市と昨年、合同会議を数回開催した上で、今月12日から、ナンキンハゼ22本とコブシ12本に網掛けを実施した。
市によると、ムクドリは日中、数十羽の群れで昆虫や木の実などを餌にしているが、夕方になると街路樹などに群れて、集団でねぐらを形成する。元々は人里で生息していたが、天敵だったタカなどが減少したことなどから、暖かい駅前を好むようになったという。
駅前や市街地でのムクドリの鳴き声やフンによる問題は全国各地で発生しているが、鳥獣保護法により、人や農作物への被害がある場合を除いて原則、保護することが定められているため、各自治体では頭を痛めているという。取手市は網掛けを11月末まで実施、効果があれば来年度も続ける方針。