三浦綾子さんの全著作電子化される

三浦綾子さんの全著作電子化 小学館と記念館が共同で
小説「氷点」や「塩狩峠」などで知られる作家の三浦綾子さん(1922~99年)の全単独著作80作品、計91点を電子書籍化することを11日、小学館と三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)が発表した。まず「氷点」上下巻と「銃口」上下巻の4点を10月12日に配信し、来年6月までに「三浦綾子 電子全集」を完成させるという。
旭川市で記者会見した三浦さんの夫で同館館長の三浦光世さん(88)は「38作品が絶版になっている。電子書籍で再び読んでもらえることになり、綾子は天国でどれほど喜んでいることでしょう」と関係者に感謝した。
1点525円。小学館の白井勝也副社長は「祈りや命、救済といったテーマがちりばめられた三浦作品が『3・11』を経た今こそ新たな角度から読まれることを願っている」と語った。
また同館は、記者会見に伴い所蔵資料を公開。新聞の懸賞小説として応募した「氷点」の創作ノートには「全人物の上に原罪を意識して書くこと」などと記されているほか、登場人物の性格を箇条書きにして構想した痕跡が残っている。同館の森下辰衛・特別研究員は「初期のものほど作家としての意気込みが書かれていて、作品の奥にあったものを知ることができる」と解説した。

三浦綾子さんの全著作電子化 小学館と記念館が共同で ~スポニチ20120912~

小説「氷点」や「塩狩峠」などで知られる作家の三浦綾子さん(1922~99年)の全単独著作80作品、計91点を電子書籍化することを11日、小学館と三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)が発表した。まず「氷点」上下巻と「銃口」上下巻の4点を10月12日に配信し、来年6月までに「三浦綾子 電子全集」を完成させるという。

旭川市で記者会見した三浦さんの夫で同館館長の三浦光世さん(88)は「38作品が絶版になっている。電子書籍で再び読んでもらえることになり、綾子は天国でどれほど喜んでいることでしょう」と関係者に感謝した。

1点525円。小学館の白井勝也副社長は「祈りや命、救済といったテーマがちりばめられた三浦作品が『3・11』を経た今こそ新たな角度から読まれることを願っている」と語った。

また同館は、記者会見に伴い所蔵資料を公開。新聞の懸賞小説として応募した「氷点」の創作ノートには「全人物の上に原罪を意識して書くこと」などと記されているほか、登場人物の性格を箇条書きにして構想した痕跡が残っている。同館の森下辰衛・特別研究員は「初期のものほど作家としての意気込みが書かれていて、作品の奥にあったものを知ることができる」と解説した。

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19歳の時

三浦さん著『塩狩峠』に感動し成人記念に雪深い塩狩峠の線路を訪ねる旅をしたのです。

電子辞書となった今、絶版になった38作も読めるようになったのですね。

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