「原発ゼロ」で支障なし
国内の「原発ゼロ」が続いている。関西電力大飯原発4号機が9月15日に定期点検に入り、全ての原発が停止して約1カ月半。日常生活には何の支障もない
▼昨年の原発ゼロは約2カ月で終わった。野田佳彦首相(当時)が大飯原発3、4号機の再稼働を決めたからだ。とは言え、東京電力福島第1原発事故以降、再稼働した原発はこの2基だけだ
▼原発がなければ電力が不足し、社会生活は大混乱に陥る-。こうした筋立ては「虚構」で、あおり立てられた「不安」の正体は電力会社の経営問題に過ぎなかったことになる
▼単に電力会社の収支改善のため、原発を動かし続けることを社会は許容するか。脱原発を訴える村上達也さんが村長退任会見で語った言葉が全てを表す。「(脱原発を目指す)おれたちの勝ちなんだ」
「原発ゼロ」で支障なし 茨城新聞デスク日誌20131004
国内の「原発ゼロ」が続いている。関西電力大飯原発4号機が9月15日に定期点検に入り、全ての原発が停止して約1カ月半。日常生活には何の支障もない
昨年の原発ゼロは約2カ月で終わった。野田佳彦首相(当時)が大飯原発3、4号機の再稼働を決めたからだ。とは言え、東京電力福島第1原発事故以降、再稼働した原発はこの2基だけだ
原発がなければ電力が不足し、社会生活は大混乱に陥る-。こうした筋立ては「虚構」で、あおり立てられた「不安」の正体は電力会社の経営問題に過ぎなかったことになる
単に電力会社の収支改善のため、原発を動かし続けることを社会は許容するか。脱原発を訴える村上達也さんが村長退任会見で語った言葉が全てを表す。「(脱原発を目指す)おれたちの勝ちなんだ」
Tags: 茨城新聞, 震災, 震災201103111446