取手市 メールで出産育児アドバイス

メールで出産育児アドバイス つくばなど10市町村が7月から
産経新聞 20150628

 妊婦や乳幼児を育てている家庭を対象に、さまざまなアドバイスをメールで配信するサービスが、7月から県内の10市町村で始まる。出産や育児の不安を解消するとともに、産後の鬱などを予防するのが狙い。こうした取り組みは全国的に広がりを見せつつあり、充実した妊娠生活を送り、前向きな気持ちで育児にあたるためのツールとして今後、ますますニーズが高まりそうだ。
 メール配信を始めるのは、つくば、龍ケ崎、取手、下妻、古河の各市、大子、城里、茨城、河内の各町、美浦村。
 メールの対象は妊婦や3歳未満の乳幼児を育てている保護者らで、妊婦には、食生活に関するアドバイスや胎児の発育などに関する内容を毎日配信する。
 育児中の家庭には予防接種の情報や、成長に合わせた育児アドバイス、子育て支援策などの情報を届ける。生後100日まで毎日配信し、1歳誕生日まで3日1回、2歳誕生日まで1週間に1回、3歳誕生日まで2週間に1回のペースとなる。登録料は無料だ。
 メールの名称は、つくば市が「つくばde子育てすくすくメール」、龍ケ崎市が「子育てきずなメール」、茨城町は「ハッピー子育てメール」などさまざま。
 「保護者だけでなく、家族で登録して不安解消やコミュニケーションのきっかけとして活用してほしい」
 そう語るのは「子育て環境日本一」を目指している龍ケ崎市の保健センターの担当者。茨城町健康増進課も「お母さんだけでなく、お父さんなど周りの家族も登録して、お母さんがどういう状況なのかを知ってほしい」と呼び掛けており、家族で協力して、妊娠、出産、育児に向き合うことが重要だといえそうだ。
 問い合わせは、各市町村の担当部署へ。

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