取手の交番廃止地区に防犯拠点 空き店舗活用し元警官勤務

常陽新聞 2015年07月24日

 取手市東6丁目の空き店舗に、同市が8月17日、防犯ステーション(まちばん)を開設する。2013年末に交番が廃止された地区で、警察官OBが勤務する。開設費用を抑え、空き店舗に開設するという。

 専属職員が常駐する防犯ステーションは、JR荒川沖駅などで2人が死亡、7人が重傷を負った連続殺傷事件が発生したのをきっかけに、土浦市が県内で初めて09年に同駅前に「まちばん荒川沖」を開設。現在4市が5カ所に設置している。取手は県内で5市6カ所目になるという。

 同地区では井野交番が廃止され、地域住民から交番に代わる防犯拠点の設置を求める要望が寄せられていた。

 開所時間は平日午後2時から7時までで、警察官OB7人が市非常勤特別職員として交代で勤務し、地域の子どもたちを見守ったり、周辺地域のパトロールを実施したり、防犯情報を発信などするという。

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