ウェルネスプラザ:取手駅西口に 健康・保健拠点、あす開館 茨城
毎日新聞 2015年09月30日
取手市の健康増進施設「取手ウェルネスプラザ」がJR取手駅西口に完成し、10月1日開館する。市内2カ所の保健センターを同施設に統合し、健康・保健の拠点としたい考えだ。
建物は鉄骨造地上3階地下1階延べ2966平方メートル。1階のトレーニングジムには、四つ足の動物の動きで筋力を鍛える器具などをそろえた。最大400席の多目的ホールもある。2階は保健センター、ヨガなど軽運動の健康スタジオ、調理室を設置、採光が良く開放的な3階には生後6カ月〜小学生対象のさまざまな遊具を配した「キッズプレイルーム」(271平方メートル)を設けた。
市は同館の整備計画を2011年に策定、総工費を10億円と見込んだ。だが東日本大震災復興工事の影響で資材が高騰したほか、「駅前にふさわしい質感」を求めて、客席の大半を電動で背部に収納できるホールにするなどしたため、総工費は2倍の20億円にふくれあがった。藤井信吾市長は25日の定例会見で「市民の『健幸』づくり交流拠点としての役割を果たしたい」と強調する。
駐車場は敷地外の2カ所を含めて63台(最初30分間無料)分しかないが、乳幼児健診に訪れた人は、優先的に無料で利用できる。
災害時には避難所に転用、米、毛布と飲料水を300人・3日分備蓄する。停電でも3日間は自家発電する。
ジムは午前8時半から午後10時まで。1日400円。キッズプレイルーム(午前10時〜午後6時)は1時間100円。問い合わせは同館(0297・71・2122)。