霞ケ浦・綾部投手、DeNAに

プロ野球:ドラフト会議 「念願のプロうれしい」 霞ケ浦・綾部投手、DeNAに 
毎日新聞 2015年10月23日 

 22日に東京都内で開かれたプロ野球のドラフト会議で、今夏の甲子園で先発した霞ケ浦高3年の綾部翔投手(18)が横浜DeNAベイスターズから5位指名された。同校での記者会見で「まずは指名されてほっとした。念願のプロ入りができてうれしい」と涙ぐみながら喜びをかみしめた。またつくば秀英高3年の野沢佑斗投手(17)は福岡ソフトバンクホークスに育成枠1位で指名された。

 午後4時半ごろから、母、大高直人責任教師と学校の応接室で待機し、午後5時からはインターネットの動画サイトで、ドラフトの生中継を見ていた綾部投手。「どこからも指名されなかったらどうしよう」(綾部投手)と不安げな表情を浮かべていたという。

 指名されると一転、うれしさを隠し切れない様子。廊下で待っていた高橋祐二監督と握手して喜びを分かちあった。その後、グラウンドに移動し、チームメートらに胴上げされた。

 綾部投手は取手市の出身。小学1年で野球を始め、中学生時代は地元のシニアチーム・取手シニアに所属。中3の夏には投手として全国大会準優勝の経験がある。高校に入学してからは球速が20キロ以上伸び、最速145キロ。今夏は茨城大会初優勝の立役者となり、甲子園では先発を務めた。縦横のスライダーやチェンジアップ、カーブを投げ分ける。身長188センチ、体重89キロの右投げ右打ち。

 高橋監督は会見で「実力はまだまだプロレベルではない。ただ、大きな体を生かしてもっと速い球を投げられると思う。活躍を期待できる」と笑顔で語った。綾部投手は「3〜5年で先発ローテーションに入るのが長期の目標。まずは1軍で投げられるような実力をつけたい。150キロを投げて、空振りが取れるような投手になりたい」と語った。

 つくば秀英高の野沢投手は古河市出身。身長180センチ、体重69キロの右投げ左打ち。最速144キロの直球が武器で、3年夏の茨城大会1回戦の日立工戦で5回を投げ、無安打無失点の好投を見せた

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