毎日新聞2015年12月17日 取手
県内で生産された納豆の鑑評会が茨城町内で開かれ、取手市下高井の「オーサト」が製造する「雪誉(ゆきほまれ)」が最高点を獲得した。納豆製造業者でつくる「県納豆商工業協同組合」が主催。製造業者や県工業技術センター職員ら9人が審査を行った。
県の特産品の製造技術向上を目指して毎年開催されており、今年で27回目。たれやからしを足していない状態での豆の色や糸引きの状態、香り、食感をポイント化し、8企業19点の納豆を審査した。審査員は納豆が乗せられた皿を顔ぎりぎりにまで近づけたり、はしで長く糸を引かせたりしながら厳しくチェックしていた。
オーサトの織間正人工場長(52)は「非常にうれしい。同業者で切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と語った。