取手市議選 寂しい当選証書授与式 24人中9人欠席 選管委員長「非常に残念」
毎日新聞2016年1月27日
取手市選挙管理委員会は26日、市議選(24日投開票)の当選者に対する当選証書授与式を市役所議会棟で行った。当選後初の公式セレモニーだが、24人のうち出席は15人(うち2人は代理)のみで、9人が欠席した。
市選管は告示日の17日、式の日程を書類で候補者に通知していた。ところが定刻の午前10時になっても集まりが悪く、10分遅らせてスタート。海方光あき(かいほうみつあき)委員長が「たいへん素晴らしい選挙でした」とあいさつし、一人ずつ氏名を読み上げて手渡した。海方委員長は取材に「(欠席者が多いのは)非常に残念なことだ」と語った。
佐藤隆治議長は、県内市議会の議長が集まる鹿嶋市での会議出席のため、授与式には欠席した。こうしたやむを得ない理由もあるが、出席した現職議員からは「証書授与式は有権者の負託を受けて、新たな気持ちでスタートするという大事な意味がある。代理も出さずに欠席するのはどうか」との声も出ている。
その後、26日午後5時15分までに5人が受け取った。市選管によると、当選証書の受け取り期限に特に定めはないという。