講演会 木内・取手二元監督「向上心忘れないで」 Vメンバーも参加
毎日新聞2016年2月16日
1984年の夏の甲子園で取手二を優勝に導いた元監督、木内幸男さん(84)と優勝メンバー6人による講演会が13日、取手市東1の市民会館で行われた。近隣小中学生の球児や市民ら約500人が詰めかけ、甲子園での思い出話に耳を傾けた。
取手中央ライオンズクラブが結成25周年記念として企画。木内さんのほか、吉田剛さん(元近鉄など)▽佐々木力さん(常総学院監督)▽中島彰一さん(新日鉄住金鹿島監督)らが登壇した。
講演会では当時の甲子園での試合映像が流され、監督らは1試合ずつ振り返った。捕手だった中島さんは「甲子園ではのびのびとやったが、練習は厳しかった。チーム内には競争しながらも調和があった」と懐かしんだ。
木内さんは「今の小中学生のレベルが高い。『もっとやってやる』という向上心を忘れないでほしい」と球児たちにエールを送った。講演を聴き終えた取手小5年、大橋怜央(れお)君(11)は「大きな舞台で堂々とプレーができるように頑張りたい」と話していた。