鉾田の魅力 市民が発信 ウェブマガジン 市が開設
記者100人、読者1万人目標
茨城新聞動画ニュース 20160325
鉾田市は24日までに、市民自ら地域の魅力を発信するウェブマガジン「Hokotta!」(ホコッタ)をスタートさせたと発表した。インターネット上での広報活動の一環。市民に地元の旬な情報をパソコン端末から自由に投稿してもらう。
市によると、パソコン用のウェブ版は昨年末に、スマホ用のアプリ版は今月7日に試験運用を開始。当面、市内の高校3校の生徒と農産物直売所4カ所のスタッフが「市民記者」になり、自分たちの活動や店舗情報などを、たべる▽あそぶ▽くらす▽ひと▽おしらせ-の各テーマに沿って投稿する。
ホコッタには現在、鉾田二高写真部が写真パネル展の告知やワークショップの模様などを投稿している。
市は5月には新たな「市民記者」を募集。市観光協会や鉾田ブランド大使、飲食店組合、JAの各生産部会などの団体を想定しているが、地元の魅力を発信したい市民なら誰でもなれるとしている。
鬼沢保平市長は記者会見で「市民の郷土愛を結集させて、情報を発信する取り組みとして確立させたい」と抱負。1年間で「市民記者」100人、ユーザー1万人の登録を目標に掲げた。「市民記者」を育成するワークショップや反響の大きい投稿に対する表彰などを企画したいとした。
このほか会見では「市民記者」7団体の代表者がそれぞれ「安心安全な旬の野菜を発信したい」などと宣言、意欲を示した。鉾田一高生徒会長の箕輪美和(はるな)さん(17)は「放課後や休日にみんなで行くお店の人気メニューとかを発信したい」。鉾田農高生徒会長の平岡美絵さん(17)は「学校で作った農産物や加工品の画像を載せたい」と話していた。