2016参院選 江戸川学園取手1200人に出前授業 市選管
毎日新聞2016年5月26日
取手市選挙管理委員会は25日、新有権者の意識を高めるため、江戸川学園取手中・高等学校で高校生約1200人に選挙の出前授業を行った。政治と暮らしのかかわりや選挙制度を解説し、模擬投票も実施。生徒たちは真剣に聴講していた。
市選管の松下慶書記(25)が講師を務め、「消費税8%のままか10%に上げるのかで生活が変わる。選挙で選ばれた国民の代表者がルールを決める」と説明。「(テレビ)ニュースや新聞など複数の情報を自分で比較して判断してほしい」と求めた。模擬投票では投票箱の実物を用意。持ち帰りを監視する役割の投票立会人も生徒が務めた。
授業後、6月に18歳になる3年、仲野谷純さん(石岡市)は参院選の投票について「受験もあってどうしようかなと思ったが、ちょっとずつ政党や政治家を調べてみたい。少し大人と認められた気がする」と話していた