産経新聞 20160810
小学生が取手市からつくば市までの100キロを4泊5日で歩く体験学習が9日、始まった。そろいの笠をかぶった約140人の子供たちは保護者らに見送られ、取手市寺田の市福祉交流センター前の駐車場を出発した。
茨城南青年会議所の元会員らでつくる運営協議会が主催しており、今年で10回目。小学4~6年生が対象で、主に県南地域の児童が参加した。子供たちの「生きる力」を育むのが狙い。歴史スポットを巡り、陸上自衛隊駐屯地での宿泊や筑波山登頂も経験させる。
出発前には式典が開かれ、藤井信吾市長が「力いっぱい元気を出して行ってらっしゃい」とエールを送った。今年で3回目の参加という取手市の森康人君(11)は「筑波山に登るのが楽しみ。完歩するよう頑張ります」と語った。
一行は13日午後1時ごろ、つくば駅近くに到着する予定だ。