とりで障害者協働支援ネットワーク

障害者を円滑に避難させよ 取手で自然災害想定し訓練

産経新聞20160925

 地震、台風の自然災害などの際、障害者が円滑に避難できる態勢づくりに役立てようと、障害者支援団体などでつくる「とりで障害者協働支援ネットワーク」が24日、障害者のための防災訓練を取手市寺田の福祉交流センターで開いた。

 同ネットワークが平成25年に作成した防災マニュアルに沿い、車椅子を高層階から下ろす避難訓練を実演。4回目の今年は市内外から約120人が参加した。実演では、男性2人が車椅子の前後を押さえながら、階段を1段ずつ下りた。車椅子に乗った市社会福祉協議会職員の広瀬嘉子さん(46)は「怖さはほとんど感じなかった。階段を1段下りて大丈夫だと分かれば、不安は解消されると思う」と話した。

 このほか、障害を持つ人を避難誘導する方法を描いた寸劇や、心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の模擬演習なども行われた。

Tags: ,

Leave a Reply