四季の壁画
取手駅前にお目見え 放置自転車展示の金属板リサイクル
毎日新聞2017年4月12日
自転車の展示に使っていた4枚の金属板をリサイクルし、利根川や花々などを題材に四季を描いた壁画が、JR取手駅東口の歩道にお目見えした。
地元の芸術家らでつくる「取手市壁画によるまちづくり実行委員会」が企画したもので、市内に住む東京芸術大4年、菊池玲生(れお)さん(23)を中心に、約2カ月かけて制作した。
金属板は縦1・7メートル、横2・8メートルで、10年前まで貸し出し用に色を塗り替えた放置自転車を展示するのに使っていた。
春は桜と菜の花、夏は藤とアサガオ、秋はイチョウと紅葉、冬は梅とナンテンを描き、「花河図(はなかわず)」と名付けた。実行委の葛谷允宏(くずやのぶひろ)委員長(35)は「数年おきに描き替えたい」と話している。