空間造形「美酒醸造」
工夫凝らしひな祭り 人形100体が酒造り再現 取手の蔵元
毎日新聞2018年2月27日
家庭で不要になったひな人形約100体を使い、昔ながらの日本酒造りの様子を再現した空間造形「美酒醸造」が取手市取手2の老舗蔵元「田中酒造店」で公開されている。
市内の美術家、森山泰地さん(29)が制作した。大勢のひなたちは、蒸した米を両手でほぐしたり、樽(たる)に入ったもろみを長い棒でかき混ぜる「櫂(かい)入れ」などをしている。
森山さんは「形が決まっているひな人形に動きを付けるのが難しかった。ひなをテグスでつるしたり、やぐらを組んで空間の広がりを出した」と話している。月曜定休。