常総環境センター 焼却炉1基故障、ごみ処理ピンチ 周辺に支援要請へ
毎日新聞2018年10月27日
常総、取手、守谷、つくばみらいの4市の一般ごみを焼却する「常総環境センター」(守谷市)の焼却炉が台風による停電の影響で停止し、可燃ごみ約600トンが焼却されずに仮置きされている。再稼働のめどが立たないため、センターを運営する「常総地方広域市町村圏事務組合」は緊急措置として、周辺の事務組合に焼却の支援を要請する。
同センターには、1日86トンを処理できる焼却炉3基があり、4市から1日約200トンの可燃ごみが持ち込まれている。
同センターによると、今月1日に接近した台風24号の影響で停電が発生。定期点検のため休止中だった1基に加え、稼働中の2基も緊急停止した。停止した2基を再稼働しようとしたところ、うち1基でダクト内の異常燃焼が起きて故障した。復旧のめどは立っていないという。
休止中だった1基の点検は終わったものの、2基では処理しきれず、再稼働できた1基も来年1月上旬から約2週間の定期検査に入る予定で、処理できる量がさらに落ち込む見通し。